食後酒のすすめ


イタリアでは、ディナーの後のひとときを優雅に過ごすために、

またお腹いっぱいの胃をすっきりさせ、消化を促すために、

食後にアルコール度数の高いお酒を親しむ文化があります。


当店でも食後酒を多種ご用意しておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。

◆写真左端のボトルは「グラッパ・パパ・マルセル・リクリッツア」

写真では分かりづらいのですが、リクリッツィア(リコリスの根)が1本入っています。日本ではあまり馴染みない甘草ですが、ヨーロッパではグミやキャンディー等で古くから親しまれています。

リコリスの根を入れたボトルにグラッパを満たすだけ、というシンプルな製法だからこそ、素材そのものの香り、味わいを楽しむことができます。

リクリッツィアの天然の甘味は独特の風味と余韻の長さをもたらしてくれます。


◆左から2・3番目はシェリーブランデー「ヒメネス・スピノラ」

シェリーブランデーとは、ブランデーをシェリー酒と同じ伝統製法で熟成させたものです。

造り手のボデガス・ヒメネス・スピノラは極甘口のペドロヒメネスに情熱を注いでいるスペインの造り手で、現オーナーは8代目。

手摘みで収穫されたペドロヒメネスを100%天日乾燥させてつくられるこのブランデーは、天然の果糖の甘みが余韻に漂います。高いアルコール度数ながら焼けるような感じがなく、いつまでも芳醇な味わいを楽しめます。

12年熟成させた「クリアデラ」、25年以上熟成させた「ソレラ1948」をご用意しております。


◆写真中央は「ナルディーニ アクアヴィーテ ビアンカ」

ナルディーニ社は1779年ヴェネト州で創業した歴史ある造り手で、グラッパのリーダー的存在です。

その品質は世界中で認められていて、輸入元曰く「″イタリアのバールでは何処でも必ずナルディーニ社のボトルが1本置かれている"と言っても過言ではない」ようです。

無色透明、クリアで力強い味わいのビアンカと併せて、3年間樽で熟成させてたリゼルバもご用意しております。力強さとともに樽由来のフレーバーをお楽しみいただけます。


◆右から2番目はピエモンテ州の名門エリオ・アルターレが手掛けた「グラッパ ディ バローロ」

グラッパとはブドウの搾りかす蒸留して造るブランデーを指しますが、こちらは「王のワイン、ワインの王」と呼ばれてるバローロの搾りかすを使用しています。


◆右端のボトルは、ピエモンテ州最古の蒸留所、「シボーナ」のグラッパ。

バローロと同じネッビオーロから造られており、蜜のようなニュアンスがありますがフィニッシュはドライな辛口です。