家族経営の小さな造り手、トゥア・リータ。1984年、それまで無名だったトスカーナ・スヴェレート地区の畑を購入しブドウ栽培をスタートさせました。
気候が安定しているスヴェレートの中でも、彼らの畑だけに見られる特殊な土壌が存在します。一つ隣の畑にさえも見られない、ごくごく限られた土壌は世界的にも類まれで、このテロワールがトゥア・リータの評価を世界的に高めた『圧倒的な余韻』を生み出すといわれています。
(写真左)
Giusto di Notri IGT 2010 TuaRita
恵まれた土壌を持ちながらも一切の妥協を許さず、畑づくりから徹底してこだわるトゥア・リータ。
ワイン名にもその愛が込められています。
写真左の「ジュスト・ディ・ノートリ」は、スヴェレートの守護聖人ジュストから、右側の「レディガフィ」は、ワイナリーに流れる小川の名前から名付けられています。
「ジュスト・ディ・ノートリ」はいわゆるボルドーブレンド。カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロ30%、カベルネ・フラン10%で造られたこのワインは、プルーンやシナモン、カカオを思わせる複雑な香り。ボリュームがありながらも果実味豊か、タンニンもしっかり感じられながらきめ細やかで、舌触り滑らかなフルボディが飲みたい方に人気です。
(写真右)
Redigaffi IGT 2008 TuaRita
メルロのみで造られる「レディガフィ」はトゥア・リータを代表する偉大なワイン。2000年ヴィンテージはイタリアワインとして唯一、2大ワイン誌において満点を獲得しています。果実味と樽のニュアンス、酸、タンニン、ボディの調和、全てにおいて素晴らしく、深く、長い余韻へと誘ってくれます。
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